7/18痛ましい事件が起きてしまいました。
素晴らしいクリエーター、アニメーター、撮影スタッフ、制作進行、たくさんの方がなくなってしまいました。
アニメというものは昔からそしてこれからも人が考え、手を動かし作品を作ってきました。
亡くなった方たちは京都アニメーションが手塩にかけて育て、一流の職人たちです。
それが30人以上もいなくなってしまった。
大損害です。
データも資料も全て焼失してしまったと言われていました。
作画、撮影、背景が全て一つの建物で作れるというのを見た記憶があります。
今回の第1スタジオはまさにそれで、今まで培ってきた人もデータも財産と呼べるもの全て無くなってしまったと思います。
本当にいたたまれないです。
僕にできることは京都アニメーションが作ってきた作品をおすすめするくらいしかないですし、皆の記憶に残ってほしいと思います。
たまこラブストーリー
テレビシリーズ「たまこまーけっと」の劇場版。
テレビ見てなくても楽しめ、一本の映画として完成度がめちゃくちゃ高い作品です。
主人公のたまこちゃんと幼なじみのもち蔵くんの幼なじみゆえに気づかないもち蔵くんの恋心をたまこちゃんがついに知ることになって、うんぬんというお話です。
向かいの家の幼なじみとスマホが普及した時代に糸電話したりとか、一度は夢見たそんなシチュエーションに心踊ります。
恋に鈍感なたまこちゃんのもち蔵くんからの告白での狼狽っぷりは、素晴らしいの一言。
山田監督、キャラクターデザイン堀口さんだからこそできるそんなシーンは永久保存版です。
このシーンは鳥肌ものの素晴らしいシーンでした。
またこちらはこれまでほとんど原作ものを制作してきた京都アニメーションが、初めてヒットさせたオリジナル作品となります。
これで京アニもオリジナルいけるんだって思わせた作品です。
『たまこラブストーリー』ロングPV
けいおん!
そんなたまこちゃんを生み出した山田監督、キャラクターデザイン堀口さんのデビュー作である「けいおん!」
説明不要なレベルの社会現象となった作品です。
当時10代、20代の認知度は凄まじいものがありました。
とにかくこの作品の魅力はキャラクター。
当時20代前半だった山田さん、堀口さんの女の子とはこういうもの!という魅力を最大限出してきた作品。
等身大のキャラクター達の何気ない仕草、言動、そういった何でもないことが丁寧に描かれていてそれがキャラクターの魅力に繋がっていました。
また劇中の音楽も実際に中高生が演奏できるようなレベルの演奏で、当時流行っていたニコニコ動画に演奏してみたや歌ってみたが大量にアップされるという事態になり、より作品の認知度を上げました。
氷菓
米澤さんの小説(古典部シリーズ)をアニメ化した作品。
京都アニメーションお得意の日常を丁寧に描くという京アニらしい作品の真骨頂。
高校生である主人公の学校や自分の周りのちょっとした謎を解いていく、そんなミステリーアニメです。
規模がめちゃくちゃ小さくてしょぼいのに、ワクワクドキドキがしっかりある。
丁寧な造りは今まで通り。
ミステリーといえば人が死ぬことが多いけれど、氷菓は人が死んだり傷ついたりすることは一切なく、そういった面でも新しい切り口のミステリーです。
またヒロインの千反田さんの「私、気になります!」は当時ネットで爆発的に流行りました。
個人的に一番続編を期待している作品です。
CLANNAD
いわゆる泣きゲーと呼ばれたkeyが作ったゲームが原作のアニメです。
個人的に今までのアニメの中で一番泣けるアニメでした。
今でもファンがたくさんいるアニメで、ビジュアルはいわゆるギャルゲーのキャラクターデザインが気になる方もいるかもしれませんが、それでもストーリーには引き込まれること間違いなしです。
原作の魅力を最大限引き出せた作品といっていいと思います。
泣けるアニメを見たい方には一番にオススメしたいアニメです。
響け!ユーフォニアム
こちらは高校の吹奏楽部の作品。
吹奏楽部経験者から
・リアル!
・うちもこうだった
・先輩、後輩の関係性懐かしい
高校の吹奏楽部をリアルに表現できたのが魅力。
お話は王道の皆で頑張って全国大会へというスポコンアニメ。
ただ全国大会でるんだ!みたいな作品は一昔前のタイプのアニメだと思いますが、一周回って新しく感じれる時代になったかなと思います。
また最大の凄さはリアリティある演奏シーン。
京都アニメーションといえば丁寧な作りと作画がウリですが、ユーフォニアムではその作画を惜しげもなく見れます。
楽器の演奏シーンは非常に難しく逃げる作画が多い中、逃げずに真っ向勝負。
また京アニオリジナル作品というのも大きい。
TVアニメ『響け!ユーフォニアム2』 TVCM
まとめ
作品は死なない、だから語り継ぎ歴史を残していくことが大切じゃないかと思います。
それではまたっ
おかおかの本業倉敷の和食店のHPはこちらから。
本業の千成のブログも書いてます。
こちらからどうぞ。
本業千成のオンラインショップも始めました。
【関連記事】




